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【看護師転職で後悔したこと】条件を確認せずに訪問看護へ転職した私の失敗談

/ 16 min read

目次

「転職したけど、こんなはずじゃなかった」

そう感じたことがある看護師さんは、きっと少なくないと思います。

夜勤ナースさん 夜勤ナースさん

「こんなはずじゃなかった」って思いながら出勤する日、私にもありました。

私自身、5回の転職を経験してきましたが、その中で一番「事前に確認しておけばよかった」と後悔した転職があります。遠距離恋愛の末に結婚し、夫が住む土地へ引っ越して、訪問看護ステーションに転職したときのことです。

この記事では、私が実際に経験した転職失敗談と、そこから学んだ「転職前に絶対確認すべきこと」をお伝えします。同じ後悔をしてほしくないので、包み隠さず書きます。

結婚を機に知らない土地で転職活動を始めた

右も左も分からない土地での仕事探し

遠距離恋愛から結婚し、夫が住んでいた土地へ引っ越しました。それまで働いていた職場を退職し、新しい土地での仕事探しが始まりました。

知り合いが誰もいない土地での転職活動は、想像以上に孤独です。「あの病院の評判はどう?」「あのステーション、実際どうなの?」と気軽に聞ける人がいない。地元の看護師ネットワークも、当然ありません。

転職サイトにも登録してみましたが、田舎だったこともあり、掲載されている訪問看護ステーションは看護師2〜3人の小規模なところばかり。一箇所だけ登録してあっさり終わってしまい、担当者に希望を深く伝えることも、求人を比較することもしませんでした。「こんなもんか」と、転職エージェントを活用しきれていなかったのが正直なところです。

最終的に転職先を紹介してもらったのは、看護協会のナースバンク。紹介された大規模ステーションに、あまり深く考えずに応募したのが始まりです。

大規模ステーションなら安心と思っていた

転職先を選ぶとき、「大きいところなら安心」という気持ちがありました。

スタッフ数が多い、地域で一番規模が大きい、実績がある。そういった条件を見て、「ここなら大丈夫だろう」と判断したんです。

でも、規模の大きさと、自分に合っているかどうかは、まったく別の話でした。

入職してから気づいた「こんなはずじゃなかった」

オンコールと休日夜間対応の多さ

入職してすぐに気づいたのが、オンコールと休日・夜間対応の多さでした。

正直、ここまで多いとは思っていませんでした。訪問看護にオンコールがあることは知っていましたが、実際の頻度や負担感は、働いてみないと分からない部分があります。

月に何回当番があるのか、実際に呼び出される頻度はどのくらいか、夜間・休日対応の手当はどう設定されているのか。これらを事前に一切確認していなかったんです。

「そのくらい知ってて当たり前でしょ」という雰囲気が職場にあって、入職前の説明もほとんどなし。聞けばよかった、でも聞けなかった。そういう状況でした。

Ryo Ryo

オンコールの頻度は求人票には書いていません。面接で必ず聞くようにしてください。

説明がなかった、聞かなかった

面接や入職前の説明で、オンコールや休日夜間対応について詳しく教えてもらえることはありませんでした。

聞けばよかった、と今なら思います。でも当時は、「大規模なステーションだし、ナースバンクからの紹介だし、きちんとした職場のはず」という思い込みがあって、踏み込んで確認しませんでした。

ナースバンクは転職エージェントとは違い、条件交渉や詳細のすり合わせをサポートしてくれる仕組みではありません。紹介してもらった求人の情報をそのまま受け取るだけで、「実際のオンコールの頻度は?」「夜間対応の手当は?」といった突っ込んだ確認を自分でしなかったのが、一番の失敗でした。

後から気づいたことですが、「聞きにくい雰囲気を作って、都合の悪いことは言わない」という職場もあります。紹介元がどこであれ、入職前に自分から聞かないと分からないまま入ることになる、というのが教訓です。

30代ひとり、あとは40〜60代という職場環境

もうひとつ、入ってから気づいたのが職場の年齢層でした。

スタッフを見渡すと、30代は私ひとり。あとは40代から60代のベテランばかりで、20代はゼロです。

年齢層が高いこと自体は悪いことではありません。でも、当時30代の私には、職場の空気感が独特で、最初はかなり圧を感じました。ベテランの看護師さんたちは各自の看護観がしっかりしていて、新参者の私が馴染むまでにかなり時間がかかりました。

「大規模ステーション=スタッフが多くて賑やか」というイメージを持っていましたが、現実はまったく違う。職場の雰囲気や年齢層は、求人票には書いてありません。口コミや事前の見学・情報収集で、自分なりに調べておく必要があります。

夜勤ナースさん 夜勤ナースさん

職場の雰囲気って、入ってみないとわからないですよね。見学できるなら絶対行った方がいい。

転職前に確認しておけばよかったこと

オンコールの頻度・手当について

この経験から、転職前に必ず確認すべきだったと思う質問が3つあります。

まず、オンコール関連の確認です。

・月に何回、オンコール当番がある?
・実際に呼び出される頻度はどのくらい?
・夜間・休日対応の手当はいくら?
・当番の日は翌日の訪問件数を減らすなどの配慮はある?
・オンコール対応後の休憩や振替はある?

訪問看護に転職するなら、これだけは面接や入職前に必ず聞いておくべきです。「聞きにくい」と感じるかもしれませんが、入職後に後悔するよりずっとマシです。

職場の年齢層・雰囲気について

次に、職場の雰囲気と年齢層の確認です。

・スタッフの年齢層はどのくらい?
・入職後のフォロー体制はある?
・新しいスタッフが職場に馴染むまでどのくらいかかる?
・スタッフの定着率・離職率はどのくらい?

求人票に「アットホームな職場です」と書いてあっても、実態は分かりません。可能であれば職場見学を申し込むのが一番確実です。実際に職場の空気感を自分の目で確認できます。

口コミ・事前調査の重要性

私が一番後悔したのは、口コミ調査をほとんどしなかったことです。

知らない土地での転職だったこともあり、「ナースバンクから紹介してもらった情報=正しい情報」と思い込んでいました。でも紹介された情報は、職場が提供している内容に過ぎません。実態とズレがあることも珍しくないんです。

Googleの口コミ、看護師専門の口コミサイト、SNSでの体験談など、複数の情報源から事前に調べることをおすすめします。

特に「知らない土地」への転職は、地元ネットワークが使えない分、より念入りな事前調査が必要です。

それでも8年働いて気づいたこと

続けられた理由

後悔しながらも、育休2年を含めて8年間、そのステーションで働き続けました。

続けられた一番の理由は、仕事そのもののやりがいです。在宅看取り、慢性疾患の支援、多職種との連携。訪問看護の仕事は、大変な反面、病棟では経験できない深い関わりができる仕事でした。

オンコールや職場の雰囲気への不満はありましたが、「利用者さんのために動ける」という実感が、続けることを支えてくれていました。

経験として得たもの

8年間の訪問看護経験は、今の私のキャリアの大きな土台になっています。

在宅看取りの経験、医療依存度の高い利用者さんへの対応、多職種連携のスキル。これらは、その後のキャリアでも何度も活きています。

「転職に失敗した」と思っていた経験が、振り返ると「かけがえない経験だった」と感じられるようになりました。

ただし、「結果よかった」で終わらせるつもりはありません。事前に確認しておけば、もっとスムーズに職場に馴染めたはずです。後悔した時間や消耗したエネルギーは、やっぱり無駄だったと思っています。

Ryo Ryo

後悔した経験も、振り返れば財産になります。でも同じ後悔は繰り返さなくていい。だから事前確認を大切に。

【まとめ】転職前の「確認不足」は入職後の後悔につながる

転職前の確認不足が、どれだけ入職後の苦労につながるか。私自身の経験からお伝えしました。

この記事のポイントをおさらいします。

・規模の大きさ=自分に合っているとは限らない
・オンコールの頻度・手当は必ず事前に確認する
・「聞いてて当たり前」という雰囲気でも、自分から聞かないと分からない
・職場の雰囲気・年齢層は求人票には載らない
・知らない土地への転職は、口コミ・事前調査を念入りに
・後悔した経験も、長い目で見れば財産になることがある

転職を考えているなら、まず「自分が絶対に譲れない条件」を書き出してみてください。そしてその条件を、面接や入職前に必ず確認する。それだけで、転職後の後悔はかなり減らせます。

「夜勤をやめたい」という気持ちだけで転職先を決めると、別の部分で後悔することがあります。条件の整理と事前確認を、転職活動の出発点にしてください。


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