目次
「志望動機って、何を書けばいいんだろう」
「どうせ同じようなことしか書けない気がする」
「採用担当者に刺さる志望動機って、どんなもの?」
そんな悩みを持っている看護師さんは多いと思います。
志望動機って、毎回「貴院の理念に共感しました」みたいな文になってしまって…。
私自身、健診機関・産業保健師・病棟・訪問看護・地域包括支援センターと、5回の転職を経験してきました。そして、これまで採用選考で落ちたことがありません。
特別なことをしていたわけではありません。ただ、毎回必ずやっていたことがあります。それが「やる気を全力で伝えること」と「相手をちゃんと調べること」です。
この記事では、私が実践してきた志望動機の書き方と、採用につながった考え方をお伝えします。
志望動機を書く前にやるべきこと
ホームページは必ず確認する
志望動機を書く前に、まず応募先のホームページを隅々まで確認します。これは絶対に欠かさないようにしていました。
ホームページには、その職場が大切にしていることが詰まっています。診療科の特徴、力を入れている取り組み、スタッフ紹介、施設の雰囲気。これらをしっかり読み込んでから志望動機を書くのと、読まずに書くのとでは、出来上がりがまったく違います。
「この病院のことをちゃんと調べてきた」という姿勢は、採用担当者にも伝わります。逆に、どこにでも通用するような志望動機は、「うちじゃなくてもいいんだな」と思われてしまいます。
理念は要チェック
ホームページの中でも、特に「理念」は必ず確認します。
病院やクリニック、訪問看護ステーションには、それぞれ大切にしている理念があります。「患者さんの生活に寄り添う看護」「地域に根ざした医療」「チーム医療の実践」など、言葉は違っても、その職場が何を大切にしているかが表れています。
志望動機に理念との共通点を盛り込むと、「この人はうちの考え方と合っている」と感じてもらいやすくなります。自分の経験や価値観と、職場の理念をどう結びつけるかが、志望動機の核心です。
ただし、ただ理念をなぞるだけではいけません。「御社の理念である〇〇に共感しました」で終わらず、「だから私はこういう看護がしたい」という自分の言葉で続けることが大切です。
理念を引用するだけじゃなく、「だから私はこう働きたい」と続けることが大切です。自分の言葉で語ってこそ伝わります。
自分の強みを振り返る
志望動機を書く前にもうひとつやっておきたいのが、自分の強みの棚卸しです。
「私の強みって何だろう」と改めて考えると、意外と言葉にしにくいものです。私自身、転職サイトの担当者とのヒアリングを通じて、自分では当たり前だと思っていたことが、実は強みだったと気づいた経験があります。
たとえば、「複数の職種を経験してきた」「在宅医療の現場を知っている」「コミュニケーションを大切にしてきた」など。日常の業務の中では意識していなかったことが、客観的に見ると強みになっていることがあります。
転職サイトを使っているなら、担当者とのヒアリングをうまく活用して、自分の強みを言語化してみてください。添削サービスを使わなくても、話す中で自然と整理されていきます。
やる気は全力で伝える
「熱意」は最大の武器
看護師の転職市場で、志望動機として差がつきやすいのが「熱意の伝え方」です。
スキルや経験は、ある程度履歴書や職務経歴書で伝わります。でも、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるかどうかは、熱意が大きく左右します。
私が5回の転職で採用落ちがなかった理由を振り返ると、毎回「この職場で働きたい」という気持ちを全力で伝えていたことだと思っています。大げさに聞こえるかもしれませんが、「やる気アピールに全振り」する姿勢が、採用担当者の心を動かすことがあります。
「なぜここで働きたいのか」を具体的に書く
やる気を伝えるうえで大切なのは、「なぜこの職場なのか」を具体的に書くことです。
「看護師として成長したいから」「患者さんの役に立ちたいから」という言葉は、どこにでも通用してしまいます。採用担当者は何十枚もの志望動機を読んでいるので、抽象的な言葉は印象に残りません。
具体的に書くために、こんな構成を意識していました。
①この職場を選んだ理由(ホームページや理念から引用できるとなおよし)
②自分のこれまでの経験で、この職場に活かせること
③この職場で実現したいこと、成し遂げたいこと
この3点を盛り込むだけで、「なぜここなのか」が明確に伝わる志望動機になります。
転職回数を「強み」に変える
5回も転職していると、「転職回数が多い」と不利に思われるかもしれない、と感じることもありました。
でも、転職回数は書き方次第で強みに変えられます。
健診機関・産業保健師・病棟・訪問看護と複数の職場を経験してきたことは、「さまざまな現場を知っている」「幅広い視点を持っている」という強みです。「転職が多い=続かない人」ではなく、「転職ごとに意図があって、経験を積み重ねてきた」という見せ方ができます。
志望動機の中で、これまでの転職の経緯を簡潔に説明し、「だからこそ今この職場で働きたい」というストーリーにつなげると、転職回数がむしろプラスに働きます。
転職回数が多いのってマイナスだと思ってたけど、見せ方次第なんですね。
履歴書・職務経歴書で気をつけること
丁寧さは基本中の基本
志望動機の内容と同じくらい大切なのが、書類の丁寧さです。
誤字脱字がある、字が雑、空欄が多い。こういった書類は、それだけで印象が下がります。「書類を丁寧に書ける人は、仕事も丁寧」と見られるのが採用の現実です。
手書きの場合は、ゆっくり丁寧に書く。パソコン作成の場合は、フォントやレイアウトを整える。提出前に必ず読み返して、誤字脱字をチェックする。この基本を徹底するだけで、書類の印象はかなり変わります。
職務経歴書は「何ができるか」を書く
履歴書と合わせて提出することが多い職務経歴書は、「何をしてきたか」ではなく「何ができるか」を意識して書くのがポイントです。
「○○病院で○年間、内科病棟に勤務」という事実の羅列だけでは、採用担当者には伝わりにくいです。「内科病棟での経験を通じて、慢性疾患を持つ患者さんへの継続的な関わり方を学んだ」というように、経験から何を得て、何ができるようになったかを書くと、ぐっと読まれる職務経歴書になります。
転職サイトのサポートを活用する
転職サイトでは、履歴書・職務経歴書の添削サービスを無料で提供しているところがあります。
私自身は添削サービスは利用しませんでしたが、担当者とのヒアリングを通じて、自分の経験を客観的に振り返る機会になりました。「こういう経験があるんですね、それは強みですよ」と言ってもらえることで、自分では気づいていなかった強みを発見できたんです。
書類を書く前に一度、担当者に「自分の強みを教えてください」と聞いてみるのもおすすめです。
まずホームページを開いて、理念を読む。それだけで志望動機の書き方がガラッと変わりますよ。
【まとめ】志望動機は「調べる」と「伝える」の掛け合わせ
看護師の転職における志望動機は、特別な言葉は必要ありません。
この記事のポイントをおさらいします。
・ホームページと理念は必ず確認してから書く
・「なぜここなのか」を具体的に書く
・やる気は全力で伝える
・転職回数は「幅広い経験」として強みに変える
・書類の丁寧さは基本中の基本
・転職サイトのヒアリングを自己分析に活用する
「この職場で働きたい」という気持ちを、相手に伝わる言葉で書く。それができれば、志望動機は十分機能します。
まずは応募先のホームページを開いて、理念を読むところから始めてみてください。
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