目次
「面接って、何を聞かれるんだろう」
「うまく答えられるか不安で、考えるだけで緊張してくる」
「転職回数が多いことを突っ込まれたら、どう答えればいい?」
そんな不安を抱えている看護師さんに向けて、この記事では転職面接でよく聞かれる質問と、その答え方を解説します。
私自身、5回の転職を経験してきましたが、採用面接で落ちたことがありません。特別なことをしてきたわけではなく、事前の準備と「ネガティブをポジティブに言い替える」意識が、面接を乗り越える鍵だったと思っています。
面接って、考えるだけで緊張してくるんですよね。何を聞かれるか分からなくて。
面接前に準備しておくこと
よく聞かれる質問をリストアップしておく
面接で緊張してしまう一番の原因は、「何を聞かれるか分からない」という不安です。でも、看護師の転職面接で聞かれることは、ある程度パターンが決まっています。
事前に「よく聞かれる質問リスト」を作って、自分なりの答えを考えておくだけで、本番の緊張感はかなり和らぎます。
この記事で紹介する質問は、すべて実際の面接でよく出るものです。ひとつずつ自分の言葉で答えを用意しておきましょう。
志望動機・自己PRは声に出して練習する
答えを頭の中で考えておくだけでは不十分です。実際に声に出して練習することが大切です。
頭では整理できていても、いざ声に出すと言葉が出てこない、ということはよくあります。鏡の前で練習する、スマホで録音して聞き返す、家族や友人に聞いてもらうなど、実際に話す練習をしておきましょう。
特に志望動機と自己PRは、毎回必ず聞かれます。この2つだけは、スラスラ答えられるくらいまで練習しておくのがおすすめです。
逆質問を2〜3個用意しておく
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれる場面があります。ここで「特にありません」と答えるのは、意欲が低く見られる可能性があります。
逆質問は、「この職場に本当に興味がある」という姿勢を示せる絶好のチャンスです。2〜3個あらかじめ用意しておきましょう。
逆質問の例:
- 「どんな疾患の方が多いですか?事前に勉強しておきたいので教えてください」
- 「多い処置を教えていただけますか?入職前に学んでおきたいです」
- 「入職後の教育プログラムについて教えてください」
「事前に勉強しておきたい」という言葉がポイントです。受かる前提で、入職後のことを具体的に聞く。これが「本気でここで働きたい」という熱意として伝わります。待遇面の質問は内定後に確認する方が無難です。
面接でよく聞かれる質問と答え方
「自己紹介をしてください」
ほぼすべての面接で最初に聞かれる定番の質問です。
1〜2分程度で、これまでの経歴とこの職場への応募の流れを簡潔にまとめましょう。長すぎず、短すぎず。「名前→これまでの職歴の概要→この職場への応募理由」の順で話すと自然にまとまります。
例:「○○と申します。看護師として○年間、主に○○の分野で経験を積んできました。これまで複数の職場を経験する中で、(簡単な理由)という思いが強くなり、今回こちらへ応募しました。本日はよろしくお願いします。」
緊張しやすい人は、自己紹介だけ丸暗記しておくのも手です。最初がスムーズに話せると、その後の緊張が和らぎます。
「前の職場を辞めた理由は?」
面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問です。そして、多くの人が答えに迷う質問でもあります。
本音が「夜勤がつらかった」「人間関係が嫌だった」「給料が低かった」だとしても、そのまま伝えるのは避けましょう。ネガティブな理由は、前の職場への不満として受け取られ、「うちの職場でも同じことを言うのでは」と思われる可能性があります。
ポイントは、「前の職場への不満」ではなく「次の職場でやりたいこと」に軸を置いて答えることです。
例:「夜勤中心の勤務の中で、もっと患者さんの生活に寄り添った看護がしたいという思いが強くなり、転職を決意しました。」
本音を隠す必要はありませんが、「だからこそ次はこうしたい」という前向きな言葉につなげることが大切です。
「志望動機を教えてください」
志望動機については、前の記事「看護師の転職志望動機の書き方」で詳しく解説しています。
面接での志望動機は、書類に書いたものと基本的に同じで構いません。ただし、書類よりも少し具体的なエピソードを加えると、面接官の印象に残りやすくなります。
「ホームページを拝見して、○○という取り組みに共感しました」「理念の○○という言葉が、自分の看護観と重なりました」など、その職場を調べた上で話せると、熱意が伝わります。
書類の内容と同じで大丈夫。でもエピソードをひとつ加えるだけで、面接官の印象にぐっと残りやすくなります。
「転職回数が多いですが、理由を教えてください」
複数回転職している看護師さんが面接で最も不安に感じる質問です。
転職回数が多いことは、「続かない人」と思われるリスクがあります。でも、答え方次第で「幅広い経験を持つ人」として好印象を与えることができます。
大切なのは、各転職に「意図があった」ことを伝えることです。「逃げの転職」ではなく「目的のある転職だった」と示せれば、転職回数はむしろ強みになります。
例:「多様な現場を経験してきたことは、今の私の強みだと考えています。」
転職回数が多いって、やっぱり不利なのかなってずっと思ってました。言い方次第で変わるんですね。
「夜勤はできますか?」
夜勤なしを希望している看護師にとって、答えに迷う質問のひとつです。
求人票で「夜勤なし」と明記されている職場なら、この質問はほぼ来ません。でも、日勤常勤や外来クリニックでも、念のため確認される場合があります。
「夜勤はできません」とはっきり伝えることは、悪いことではありません。むしろ、入職後のミスマッチを防ぐためにも、最初から正直に伝えることが大切です。
例:「現在は夜勤なしの働き方を希望しています。家庭の事情(または健康上の理由)もあり、日勤帯での勤務を希望しています。」
「5年後のキャリアをどう考えていますか?」
「そんな先のことまで考えていない」と思う方も多いかもしれませんが、この質問は「長く働いてくれそうか」「成長意欲があるか」を見ています。
具体的なキャリアプランがなくても、「この職場でどう成長したいか」を言葉にできれば十分です。
例:「まずはこちらの現場に慣れ、チームに貢献できる存在になりたいと思っています。その上で、○○の分野での専門性を深めていきたいと考えています。」
面接で好印象を与えるコツ
ネガティブな理由はポジティブに言い替える
面接全体を通じて意識したいのが、「ネガティブをポジティブに言い替える」ことです。
「夜勤がつらい」→「生活リズムを整えて、より質の高いケアを提供したい」 「人間関係が嫌だった」→「チームワークを大切にできる職場で働きたい」 「給料が低かった」→「スキルに見合った環境で長く働きたい」
本音を否定する必要はありません。でも、面接はその本音を「前向きな言葉に変換する場」だと思って臨むと、答えやすくなります。
具体的なエピソードを交える
「コミュニケーションが得意です」「責任感があります」という言葉だけでは、面接官の印象には残りません。
「○○の場面で、こういう対応をした」という具体的なエピソードを交えると、言葉に説得力が生まれます。
自己PRを考えるとき、「その強みが出た具体的な場面は?」を自問してみてください。エピソードがひとつあるだけで、話の厚みが全然変わります。
逆質問で意欲を見せる
面接の最後の逆質問は、積極的に活用しましょう。
「特にありません」は絶対に避ける。「この職場に本当に来たい」という姿勢を示すチャンスを、みすみす手放すことになります。
事前に用意した質問を2〜3個聞くだけで、「この人は真剣に考えている」という印象を与えられます。
オンライン面接特有の注意点
最近はオンライン面接が増えています。対面と同じ準備に加えて、以下の点も確認しておきましょう。
通信環境の確認 面接当日の30分前には接続テストをしておく。途中で音声が途切れると、それだけで印象が下がります。
背景・照明 背景は清潔感のある壁や、バーチャル背景を使う。顔が暗く見えないよう、窓やライトを正面に配置する。
服装・身だしなみ 画面に映る上半身だけでなく、全体をきちんとした服装で臨む。
視線 相手の顔ではなく、カメラを見て話す。これだけで「目が合っている」印象になります。
メモを手元に置いておく オンラインの場合、手元に志望動機や質問のメモを置いておけます。さりげなく活用しましょう。
【まとめ】面接は「準備した分だけ」うまくいく
面接は準備が全て。事前に声に出して練習するだけで、当日の緊張がかなり和らぎます。ひとつずつ自分の言葉で答えを用意してみてください。
看護師の転職面接は、特別なことを言おうとする必要はありません。
この記事のポイントをおさらいします。
- よく聞かれる質問を事前に把握して、答えを準備しておく
- 志望動機と自己PRは声に出して練習する
- 前の職場への不満は「次でやりたいこと」に言い替える
- 転職回数は「意図のある転職だった」と伝えることで強みになる
- 逆質問で意欲と準備を見せる
- オンライン面接は通信・背景・視線に気をつける
面接は「準備した分だけ」うまくいきます。この記事で紹介した質問ひとつひとつに、自分なりの答えを考えておくところから始めてみてください。
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