目次
「新しい職場、ちゃんと馴染めるかな」
「先輩たちと上手くやっていけるか不安」
「また一からスタートするのが正直しんどい」
転職が決まったのに、こんな気持ちを抱えている看護師さんは少なくないと思います。
転職できたのは嬉しいけど、また一から人間関係を作るのが…正直しんどいです。
私自身、5回の転職を経験してきました。そのたびに新しい職場でゼロからスタートして、上手くいったこともあれば、「あれはやってしまったな」と反省したこともあります。
この記事では、転職後の職場に馴染むための5つのコツと、私が実際にやってしまった失敗談を包み隠さずお伝えします。
職場に馴染む5つのコツ
コツ① 最初は聞き役に徹する
新しい職場に入ったばかりのとき、「早く打ち解けたい」という気持ちから、積極的に話しかけようとすることがあります。それ自体は悪くないのですが、最初のうちは「話す」より「聞く」を意識する方が、実はうまくいくことが多いです。
人は「自分の話を聞いてくれる人」に好感を持ちます。新入りがいきなりよく話すより、相手の話に興味を持って聞く姿勢を見せる方が、自然と距離が縮まっていきます。
「へえ、そうなんですね」「それってどういうことですか?」という相槌と質問だけで、最初の人間関係はかなり作れます。
コツ② 小さな「ありがとう」を積み重ねる
「ありがとうございます」という言葉は、職場での人間関係を作る上で最もシンプルで効果的なコミュニケーションです。
何かを教えてもらったとき、手伝ってもらったとき、フォローしてもらったとき。そのたびに、きちんと言葉にして伝える。
当たり前のことのように聞こえますが、忙しい現場ではつい流してしまいがちです。「ありがとうございます」を丁寧に伝え続けるだけで、「感じのいい人」という印象が自然と積み重なっていきます。
コツ③ ルールや暗黙の文化を早めに把握する
どの職場にも、マニュアルには書いていない「暗黙のルール」があります。休憩室での過ごし方、申し送りの雰囲気、先輩への報告の仕方、ロッカーの使い方まで、職場ごとに独自の文化があります。
これを早めに把握しておくと、「空気が読めない人」と思われるリスクを減らせます。
観察して分からないことは、信頼できそうな同僚に「こういう場合はどうすればいいですか?」と素直に聞いてしまうのが一番早いです。知ったかぶりよりも、素直に聞く方が好印象です。
暗黙のルールって、聞かないと絶対分からないんですよね。「教えてもらって当たり前」くらいの気持ちで、どんどん聞いていい。素直に聞ける人の方が、職場では早く信頼されます。
コツ④ 分からないことはすぐ聞く
転職後は「前の職場ではこうだったから」という経験があるだけに、「これくらい分かるだろう」と思って確認しないまま進めてしまいがちです。でも、職場ごとにやり方は違います。
「前の職場ではこうでしたが、こちらではどのように対応されていますか?」と確認する姿勢は、謙虚さと適応力を同時に示せます。
特に転職直後は、「確認してから動く」を徹底する方が、後からのトラブルを防げます。ミスをしてから謝るより、確認してから動く方がずっと信頼を得やすいです。
コツ⑤ 職場以外にも居場所を持つ
転職後は職場でのつながりがゼロからスタートするので、職場が唯一の人間関係になりがちです。でも、職場だけに居場所を求めると、人間関係のちょっとしたことで必要以上に消耗してしまいます。
友人・家族・趣味のコミュニティなど、職場以外の居場所を意識的に持っておくことが大切です。
「職場がすべてじゃない」という感覚を持てると、多少うまくいかないことがあっても、気持ちが楽になります。
私がやってしまった話
みんなの家族構成を聞きすぎて、誰が誰の話か分からなくなった
早く仲良くなりたくて、同僚みんなに「お子さんはいますか?」「ご結婚されてるんですか?」と積極的に聞いて回りました。
最初のうちはよかったのですが、何人もの話を聞いているうちに、「あれ、これって誰の話だっけ?」と混乱してきて。後から「○○さんのお子さんが〜」と話しかけたら実は違う人の話だった、ということが起きてしまいました。
仲良くなろうとする気持ちは大切ですが、一度にたくさんの情報を集めようとするより、自然に少しずつ知っていく方が、記憶にも残りやすいし、相手にも「この人は私のことをちゃんと覚えてくれている」と思ってもらえます。
髪色を暗く、服装を地味にシフトしたが、今思えば不要だった
年配のスタッフが多い職場に転職したとき、「目立ってはいけない」という気持ちから、もともと明るかった髪色を暗くして、歓送迎会なども地味な服装で参加するようにしました。
でも今振り返ると、その気遣いは完全に不要でした。
髪色や服装を変えたからといって、職場での評価が変わったわけでも、人間関係がスムーズになったわけでもありませんでした。それよりも、自分らしくいられなかった期間の方がストレスでした。
「最初だから」と自分を抑えすぎることが、必ずしも職場への配慮にはならないと、この経験から学びました。
無理に合わせすぎなくていい
「最初だけ」と思って我慢しすぎない
新しい職場では「最初だから我慢しよう」と思いがちです。でも、「最初だけ」のつもりが気づいたら何ヶ月も続いていた、ということはよくあります。
「最初だから」って思って、ずっと自分を抑えてたかも。いつになったら素でいられるんだろうって。
我慢や気遣いが習慣になってしまうと、後から「実はこうしたい」と言い出しにくくなります。最初から「自分はこういう人間です」と自然体でいる方が、長く続けやすい人間関係を作れます。
馴染む努力は大切ですが、自分らしさを犠牲にしてまで合わせる必要はありません。
馴染めないときは環境のせいかもしれない
どれだけ努力しても、なかなか馴染めない職場というのは存在します。そういうときは「自分のせいだ」と思い込みすぎないことが大切です。
職場の文化・年齢層・人間関係のバランスが、自分に合っていないだけかもしれません。合わない環境に無理やり馴染もうとすることが、かえって消耗につながることもあります。
「3ヶ月経っても気持ちが楽にならない」「毎日行くのがしんどい」という状態が続くなら、職場環境が自分に合っていない可能性を考えてみてください。
【まとめ】馴染む努力はしつつ、自分を失わないことが大切
新しい職場で馴染もうとする努力は大切。でも、それは自分を消すことじゃない。自分らしさを保ちながら、少しずつ信頼を積み重ねていく方が、長く続けられます。
転職後の新しい職場に馴染むには、時間と努力が必要です。でも、自分を押し殺してまで合わせることが正解ではありません。
この記事のポイントをおさらいします。
- 最初は聞き役に徹して、相手の話に興味を持つ
- 「ありがとう」を丁寧に積み重ねる
- 暗黙のルールを早めに把握する
- 分からないことは素直にすぐ聞く
- 職場以外の居場所も持っておく
- 情報を一気に集めようとしない
- 髪色や服装を無理に変える必要はない
- 馴染めないときは環境のせいかもしれない
自分らしくいながら、少しずつ信頼を積み重ねていく。それが、長く気持ちよく働ける職場関係を作る一番の近道だと思っています。
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